Windows Server使用時にCALは必須?徹底解説してみた

Windows Server使用時にCALは必須?徹底解説してみた

本記事について

本記事は、Windows Serverを利用する際に、CALライセンスが必要かどうかを徹底調査したものです。CALについての正式な見解はMicrosoft社が有しているため、不明な点などございましたら、契約されるベンダー社、もしくはMicrosoft社へお問い合わせください。

CALとは

CALとはClient Access Licenseの略称です。Windowsクライアント、Windowsサーバの利用を許可するためのライセンスです。
CALには、ユーザーCALとデバイスCALというものがあり、Windows Serverのデバイスを利用するためのライセンスとは別物です。

Standard、Datacenterといったエディションの種類に関わらず、CALはエディション共通です。CALは、使用デバイスと同様のバージョンのCALが必要(サーバOSがWindows Server 2019の場合、Windows Server 2019 CALが必要)です。
Windows Server 2019 CALで旧バージョンOS(Windows Server 2016、2012 R2、2012、2008 R2など) を利用することはできます。
※旧バージョンのCALでWindows Server 2019など上位バージョンCALに適用することはできません。
Windows Server 2019のダウングレード権により旧バージョンOSを利用する場合は、該当する旧バージョンCALで利用できます。(Windows Server 2019 CALである必要はありません。)

CALの購入はデバイスライセンスと同様必須です。ただし、購入しなければWindows Serverが利用できないというわけではありません。Windows Serverの障害が発生した際、Microsoft社へ問い合わせ(サポート)を行った場合、取り合ってくれないことがあります。
CALを購入しないことは、法的にもアウトなこと(利用規約にCAL購入の旨は記載されている)なので、必ず購入してください
※サポートについての詳しい内容については、こちらを参考にしてください。

ユーザー CAL

ユーザーCALとは、サーバーにアクセスしてファイルの保存や印刷を行うユーザーの数に応じて CALの購入が必要です。1デバイスごとではありません。

例えば、下図のように複数のデバイスを利用しているユーザーが2サーバー利用するとします。この場合は、1サーバーに対して2ユーザーのユーザーCALの購入が必要となります。

ユーザー CAL
https://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/product-licensing/client-access-licenseより引用

デバイス CAL

デバイスCALとは、サーバーにアクセスするデバイスの数に応じて CAL を購入します。交代勤務など複数の従業員がデバイスを共有するような企業においては、デバイス CAL を購入することくをお勧めします。

例えば、下図のように複数のユーザーが利用しているデバイスにて接続するサーバーは、2サーバーあるとします。この場合は、1サーバーに対して2デバイスのデバイスCALの購入が必要となります。

デバイス CAL
https://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/product-licensing/client-access-licenseより引用

実は、このCALですが、適用などの方法はありません(RDPなどは別)。そのため、サーバー自身が持っているかどうかは、Microsoft社からは不明で(CAL所持については会社ごとに監視している可能性もあり)CALを適用していないからといって、使えない機能があるなどはないのです。

まとめると以下の図になります。下図は、日本電気株式会社のサイトから引用したものです。

まとめ
https://jpn.nec.com/windowsserver/2019/license.htmlより引用

同時接続を行う(RDP)場合、同時接続数分のRDPCALが必要になります。詳しくはこちら

同時接続を行う(RDP)
https://jpn.nec.com/windowsserver/2019/license.htmlより引用

更新履歴

2020年7月27日 初版作成

参考URL